
ブレーキパッドの交換って、タイヤやオイルに比べて目に見えにくい分、つい後回しにしがちですよね。
とはいえ、放置すると安全性の低下や修理費用の高騰につながることも…。
今回は、以下のようなお悩みを持つ方に向けて記事を書きました:
- 「セレナのブレーキパッドっていつ交換すればいいの?」
- 「交換費用っていくらぐらいかかるの?」
- 「ディーラーとカー用品店、どっちが安い?」
この記事を読めば、費用の目安や交換タイミング、安全に乗り続けるための判断基準がすべて分かります。
記事の前半では、交換時期の目安や費用相場について解説し、
後半では、実際に交換した人のリアルな口コミとお得な交換方法をご紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。
+セレナのブレーキパッド交換費用の目安と内訳
ディーラーでの交換費用

ディーラーで交換する場合、費用はおおよそ20,000円〜35,000円が相場となります。これは前輪または後輪いずれか一方を交換するケースが多く、両方を同時に交換するとさらに費用がかさむ可能性があります。純正部品を使用することで、耐久性やフィッティングの精度が高く、メーカー保証やアフターサポートが適用されるのも大きな魅力です。
さらに、ディーラーでは車両の型式や製造年ごとの部品互換性を熟知しているため、部品選定や取り付けに関するミスが少なく、トラブルを未然に防げるという利点もあります。また、サービス内容に法定点検やブレーキフルードの交換が含まれることもあり、一度の入庫で総合的な整備が可能となるのもディーラーならではのメリットです。
また、点検や車検と同時に作業を依頼すると工賃が割引されるケースもあり、トータルコストで考えるとお得になる場合もあります。セレナの場合はハイブリッド車も多いため、制動システムに関して正確な知識を持ったスタッフに任せられる安心感はディーラーならではの強みと言えるでしょう。
カー用品店・整備工場での交換費用

オートバックスやイエローハットといった全国チェーンのカー用品店、あるいは地域密着型の整備工場では、費用が10,000円〜25,000円程度に抑えられる場合があります。これには部品代・交換工賃が含まれており、特に割引キャンペーン時などはさらにお得になります。
さらに、近年では一部の店舗で事前予約やオンライン見積もりが可能なケースも増えており、事前に費用や作業時間を把握できる点も利用者にとっては安心材料となります。また、平日限定の割引やLINEクーポンなどの施策を活用することで、よりお得に整備サービスを受けることが可能です。
また、作業時間が短く即日対応してくれる店舗も多いため、平日に時間が取りづらい方にも人気です。部品は社外品が使われることもありますが、品質に問題がないものも多く、コストを抑えたい方には十分選択肢となります。
ただし、店舗によってスタッフの技術や対応に差があるため、レビューや口コミを確認して信頼できる店舗を選ぶことが重要です。アフターケアや保証の内容についても事前に確認しておくと、後々のトラブルを防げます。
前輪と後輪の費用の違い

一般的に、ブレーキの負担が大きい前輪のパッド交換の方が高額です。前輪のブレーキは車両の減速時に最も大きな力がかかるため、摩耗も早くなりがちです。そのため、前輪は走行距離3万km程度で交換が必要になるケースが多いです。
後輪のブレーキは主に補助的な役割を担っており、前輪ほど摩耗しにくいため、交換頻度も低く、費用を抑えやすい傾向にあります。とはいえ、後輪のパッドが摩耗しているとパーキングブレーキの効きにも影響するため、適切なタイミングでの交換が必要です。
前輪のみなら1万円〜2万円台、後輪のみならもう少し安価に済むことが多く、特に後輪は制動力の補助的な役割であるため、寿命もやや長めで費用対効果が良いといえます。
なお、四輪すべてのパッドを一度に交換することでバランスの取れた制動力が得られるため、車検や定期点検時に前後セットでの交換を提案されることもあります。一括交換によりブレーキの効きが均一になり、運転中の安心感も大きく向上します。
部品の種類による費用差

使用するブレーキパッドの種類によっても、費用は大きく変わります。たとえば、純正品は1セットで10,000円以上する場合が多く、性能や耐久性に優れる一方で価格も高めです。特に純正品は車種ごとの最適化がされており、フィーリングや静音性にも優れている傾向があります。
一方、社外品は価格が抑えられており、4,000円〜8,000円程度で入手可能な商品も多数存在します。品質の高い製品も多く、国内メーカー製や海外製の信頼できるブランドを選べば、安心して使用できるケースが多いです。
低ダストタイプやスポーツ仕様など特殊な性能を持ったパッドもあり、使用目的に応じた選択が必要です。スポーツタイプのパッドは制動力に優れていますが、価格が高めでブレーキダストも増えがちなので、普段使いでは注意が必要です。
特に街乗りメインの方であれば、コスト重視の社外品でも十分な性能を発揮することが多いですが、長距離運転や山道を走る機会が多い方には耐熱性や制動力を重視した製品が望ましいでしょう。購入時にはレビューや評価を確認し、自身の用途に合った製品を選ぶことが大切です。
セレナのブレーキパッド交換に関するよくある疑問と体験談
ブレーキパッドの交換時期はどれくらい?

ブレーキパッドの寿命は使用状況にもよりますが、一般的には30,000km〜50,000kmと言われています。通勤での毎日の使用や、街中でのストップ&ゴーの頻度が高い場合は、摩耗が早まり2万km台で交換が必要になることも珍しくありません。
坂道の多い地域や、山間部での走行が多い方、または頻繁にフルブレーキを使うようなシーンがある方は、ブレーキにかかる負荷が大きくなるため、早めの点検・交換が推奨されます。
さらに、ブレーキパッドの状態は見た目ではわかりにくいため、走行距離に関わらず、定期点検の際に残量を確認してもらうことが重要です。
また、「キーキー音がする」「制動距離が伸びた気がする」「ブレーキダストが多くなった」「ペダルの踏み込みが深く感じる」といった症状が出たら、すぐに点検を受けるべきタイミングです。これらの症状はブレーキパッドの摩耗サインであり、放置すると重大なトラブルを引き起こす可能性もあります。
実際に交換した人の体験談

40代男性/神奈川県
「ディーラーで前輪のブレーキパッドを交換しました。費用は約32,000円。説明も丁寧で安心でしたが、やっぱり高いですね。家族を乗せる車なので、安全を優先しました。純正部品で安心感がありました。」
30代女性/埼玉県
「オートバックスで後輪のパッドだけ交換。合計で13,000円ほどでした。値段も手頃で1時間ほどで作業完了。事前に電話予約したのでスムーズでした。スタッフさんの説明も分かりやすく、初心者でも安心できました。」
50代男性/大阪府
「ネットで社外品を購入し、持ち込みで整備工場に依頼。部品代4,000円+工賃6,000円の計1万円以下で済みました。価格重視ならこれが最安です。ただし、お店選びは慎重にしました。格安でも対応が丁寧で技術も申し分なかったので満足しています。」
交換しないとどうなる?

ブレーキパッドが摩耗しすぎると、ブレーキローターにダメージを与え、さらなる修理費がかかる可能性があります。ローター交換は片輪で1〜2万円以上かかることが多く、結果的に早めのパッド交換の方がコスト的にも断然お得です。
また、制動距離が長くなると、急ブレーキ時に思ったように止まらず、事故のリスクが格段に高まります。特に雨天時や積雪時など滑りやすい路面では致命的な状況になりかねません。
ブレーキパッドは命を守る部品の一つです。安全のためにも、日常的な点検と早めの交換を習慣にしておきましょう。
セレナ ブレーキ パッド 交換 費用の総括
ここまでの内容をふまえて、セレナのブレーキパッド交換費用に関するポイントをまとめます:
- 相場は10,000円〜35,000円程度で、交換箇所や整備先によって異なります
- 交換時期の目安は30,000km〜50,000km。早めの点検が重要です
- 費用だけでなく安全性や信頼性も重視して選ぶのがベスト
- 口コミを参考に、自分のスタイルに合った整備方法を選びましょう
セレナは家族で乗る機会が多いミニバンです。だからこそ、ブレーキは最優先でチェックしたい部分です。安心して乗り続けるために、早めの点検と信頼できる整備先の確保をおすすめします。