ここ最近、トヨタ車にリコールが多発していると耳にする人もいるのではないでしょうか。
筆者は2022年11月にトヨタの新型シエンタを購入しておりますが、約2年間で合計3回のリコールがありました。
愛車のリコールが立て続けにあると不安ですよね。
本記事では直近のリコール内容や過去の事例を踏まえ、注意すべき不具合についても解説します。
現在のシエンタに乗っている方、これからシエンタを購入しようと考えている方、ぜひ参考にしてみてください!
新型シエンタの最新リコール情報と注意すべき不具合
・直近のリコール内容:雨漏りによる室内浸水のリスク
・シエンタのリコール対象車両に該当する場合の対応
・実際の修理にかかった時間
・実際にあったトヨタのリコールで注意すべき不具合の例
シエンタの直近のリコールでは雨漏りに関する問題が指摘されています。
その詳細と対策について見ていきましょう。
直近のリコール内容:雨漏りによる室内浸水のリスク
最新のシエンタのリコールは、スライドドアのサービスホールカバー(水浸入防止シート)の不具合のリスクです。
以下のような現象が確認されています。
問題の原因
スライドドアに貼付されているサービスホールカバー用の粘着テープが密着不良を起こしやすく、また排水構造が十分に検討されていなかったため、テープが剥がれると雨水が室内に侵入する恐れがあります。
特に長時間の使用によってこの現象が悪化する可能性があるため、リコールの対象となっています。
改善策
リコール対象車両については、粘着テープの状態を点検し、剥がれている場合は追加でテープを貼付します。
また、スライドドアのオープニングトリムウェザストリップに水抜き孔を追加し、浸水を防ぐ改良を施します。
この対応によって雨漏りリスクが軽減されることが期待されます。
シエンタのリコール対象車両に該当する場合の対応
近年の相次ぐトヨタのリコールに、オーナーからは不満の声も…。
リコールの対象車両に該当する場合は、ディーラーから書面による通知が送られてきます。
筆者の場合は書面に加え、毎回担当者の方からメッセージが来ていました。
書面を受け取った後は最寄りの販売店に車両を持ち込む必要があります。
筆者はリコールの書面が届いたので修理の予約をしようとディーラーさんに連絡をしたら、
「まだ部品が到着していないので、準備ができ次第連絡します。申し訳ございません。」との事…。
リコールの書面が届いたからと言って、準備がでいているというわけではないようなので注意が必要です。
リコール対応は無償で行われます。車両の安全性を確保するため、準備が整ったら迅速に修理を受けましょう。
リコール対象かどうかは、車両番号を使ってメーカーのサイトなどで確認することもできます。
実際の修理にかかる時間
どのような内容のリコールかにももちろんよりますが、筆者が経験した3回のリコールはすべて、約1時間ほどで修理が終了しました。
シエンタだけでなくヤリスやアクアでも同様のリコールがされる事があるため、店内は混み合う可能性もあります。
時間に余裕のある時に点検・修理の予約をしましょう。
実際にあったトヨタのリコールで注意すべき不具合の例
次に、トヨタ車のリコール内容で、特に注意が必要な例を紹介します。
エアバッグの不具合(タカタ製エアバッグ問題)
発生時期:2013年~現在まで続くリコール
トヨタを含む多くのメーカーで発生したタカタ製エアバッグの問題です。
エアバッグ内部に使用されているガス発生装置が劣化し、展開時に破裂して金属片が飛散する恐れがあると指摘されました。
この問題は重大な怪我や死亡事故につながる可能性があり、トヨタでは多くの車種が対象となっています。
主な対象車両:カローラ、プリウス、アルファード、ヴィッツなど
燃料ポンプの不具合
発生時期:2020年
トヨタの車両で燃料ポンプの不具合が発生し、エンジンが突然停止するリスクがあると指摘されました。
この問題は、高速走行中や交差点でエンジンが停止する可能性があり、非常に危険です。
特に長距離運転や過酷な環境下での使用でリスクが高まるとされています。
主な対象車両:ランドクルーザー、カムリ、ハリアー、レクサスの一部モデル
電気制御システムの異常
発生時期:2018年
一部のハイブリッド車で、電気制御システムの異常が発生し、走行中に突然電源が切れて車両が動かなくなるという問題が報告されました。
特に信号待ちや高速道路上での急停止が発生する可能性があり、非常に危険です。
主な対象車両:プリウス、アクア、C-HRなどのハイブリッド車
ブレーキシステムの不具合
発生時期:2016年
ブレーキシステムに関連する不具合で、ブレーキの効きが悪くなる、またはブレーキペダルが沈む症状が報告されました。
この問題は制動力が不十分になる可能性があり、緊急時のブレーキ操作に支障をきたすため、重大な事故に繋がる恐れがあります。
主な対象車両:アルファード、ヴェルファイア、エスティマなど
過去のシエンタのリコール例を振り返る
シエンタはこれまでにも複数回のリコールを経験しており、特にエンジンや電気系統の不具合が多く見られました。
ここでは、過去に発生したリコール例を紹介し、その影響を振り返ります。
・2016年:エアバッグの不具合
・2018年:パワーステアリングの異常
・2020年:燃料ポンプの故障
・総括:シエンタのリコールが多い理由とその対策
2016年:エアバッグの不具合
2016年にシエンタで発生したリコールの原因は、エアバッグの制御システムの不具合でした。
特定の状況下でエアバッグが正しく作動せず、事故時に適切な安全保護ができない可能性があるとして、対象車両に対して修理が行われました。
この問題は安全性に直接影響するため、広範囲にわたってリコールが行われました。
2018年:パワーステアリングの異常
2018年には、パワーステアリングの制御モジュールに不具合が確認されました。
この不具合により、運転中にステアリングが急に重くなる症状が発生する恐れがあり、運転者の安全に影響を与える可能性があるため、リコールが実施されました。
この修理では、制御モジュールの交換や再設定が行われました。
2020年:燃料ポンプの故障
2020年に発表されたリコールでは、燃料ポンプの不具合が原因でエンジンが停止するリスクが指摘されました。
長時間使用すると、燃料ポンプの一部が正常に作動せず、エンジンが停止してしまう可能性があるため、対象車両に対して早急な修理が行われました。
この修理では、燃料ポンプの交換が行われました。
総括:シエンタのリコールが多い理由とその対策
シエンタは技術的に高度な車両である一方、複雑な構造が原因で不具合が発生しやすいという側面があります。
特にエンジンや電子制御系の不具合が多く、今回のような雨漏りの問題なども発生しています。
シエンタのリコールが多いのは、一つには新しい技術を積極的に取り入れているためであり、これに伴う不具合もリコールとして対処されています。
メーカーも迅速な対応を行っており、リコールが発生した場合は速やかに販売店での修理を受けることが推奨されます。
このように、シエンタのリコールは避けられない部分もありますが、しっかりとした対応を行うことで安全に乗り続けることが可能です。
リコール通知を受けた場合は早めの対策を行い、安心して運転を続けましょう!
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